妊娠と出産

【初産で無痛分娩】副作用がでたけど後悔なしの出産が出来た!出産レポート

1人目を無痛分娩、2人目を自然分娩を経験しました。

この記事は、無痛分娩のリスクで知られる麻酔の副作用で苦しんだ無痛分娩の出産体験談です。

どのような副作用がでたのか、出産の流れと、苦しんだにもかかわらず無痛分娩で良かったと思う理由もお伝えします。

最近では無痛分娩の話題を耳にするようになりました。

とはいえ、厚生労働省のデータによると、2016年の無痛分娩率はたった6.1%。無痛分娩はまだまだ少ないのが現状です。

出産前は、不安で出産レポートを検索する日々。

今おもえば、無痛分娩なのに実際は和痛分娩で痛かったという出産レポはよく見かけましたが、副作用がでたという出産レポはあまりなかったように思います。

無痛分娩のリスクも調べて、副作用があることも理解していましたが、ふだん薬を飲んで副作用が出たこともなかったので、どこか他人行儀。

そんな私がいざ出産となり、麻酔の副作用で高熱、嘔吐、かゆみの症状がでて苦しんだ体験談です。

※苦しんだと書いていますが、無痛分娩を選んでよかったと思っていますし、悪いイメージを持ってほしいのではありません!※

こういう人もいたんだなという参考程度に見てもらえればと思います。

出産の流れ

出産前日

〈朝〉起きて、おしるし発見。

〈お昼〉腹痛が少しあって、家でのんびり過ごす。普段の生理痛ぐらい。

〈夕方〉近所の徒歩5分のスーパーに買い物。

少し歩いたからか痛みが増して、腹痛の時は立ち止まって耐える程度。

前駆陣痛?本陣痛?と悩みだす。

定期的な痛みな気がしてはかるも10~15分間隔。とりあえずソファーに寝転ぶ。

<夜>22時頃、引き続き腹痛。

日曜だったので、病院いくと休日料金?前駆陣痛でただのお騒がせかもしれないし。。

このまま寝る?と悩むわたしを見かねた夫が病院に連絡

病院に、念のため入院の用意してきてと言われ、むかう

余裕のある方は、入浴をしてから病院へ行くのがオススメです!

わたしは腹痛に気をとられ、お風呂に入っていませんでした。

出産の写真を見返すと汗で髪の毛べっとべと。
入浴してから行かなかったのを後悔しました・・・

入院

病院について、まずNSTで陣痛を測定。

うんうんきてるね~と入院決定。

陣痛は微弱だったけど、無痛分娩の処置『硬膜外麻酔』開始。

ベッドに座り、背中を丸めて注射される。

鈍い痛みのあとに、背中にひんやりとした液体が流れる不思議な感覚。

先生にひんやりしたものを身体の2.3か所にあてられながら、「ここ冷たい?」と聞かれ、麻酔が聞いているか確認される。

処置がおわり、陣痛室に移される。

puni

隣の部屋から、うなり声と叫び声がきこえてきてメチャコワ。
メンタル崩壊して不安になりまくりでした・・・

夜中2時頃、夫が一旦帰宅。

副作用①お腹のかゆみ

定期的に看護師さんがきて、「陣痛の痛みは1~10段階のどの程度?」ときかれて、麻酔が切れてそうだったら、追加してくれる。

しばらくして、お腹がかゆくなってきた。

かゆくておなかを掻いても麻酔で感覚がなく、かゆいところに手が届かないもどかしい感覚。

看護師さんに相談したら、冷やしたら少しマシになるとアイスノンを持ってきてくれた。

我慢できなくて麻酔追加をやめたりしながら、そんな状態で寝るに寝れず、朝まで耐える。

6時 子宮口3-4センチ

7時 夫に「副作用かゆすぎて麻酔向いてない。」と報告。

8時 朝食がきた。どんな病気でも食欲なくならない人間のはずが、食欲がない。

   ちょびっと食べて残す。

9時 促進剤の点滴開始。下半身の感覚と尿意がまったくない。

  定期的にトイレをすすめられる。

12時 子宮口6センチ。2-4分間隔。
   陣痛のお腹の収縮は感じるも、全く痛くない。

   「やっぱ無痛快適!!」と旦那に連絡。

18時 子宮口9センチ。旦那到着。普通に会話できるのはは無痛のメリット。

   夕飯がくるも、食欲なし。

   これから出産だし少しでも食べたら?とすすめられ、無理やり少し食べる。

副作用②体温の上昇

部屋がとにかく暑い。冷房20度設定。

体温をはかると39度。身体が燃えるように熱い。

「水!」と言っていた記憶しかない・・・

硬膜外鎮痛を受けている妊婦さんの一部では、硬膜外鎮痛を受けていない妊婦さんよりも体温が高くなると報告されており、 特に初めてのお産のときにその傾向が強いといわれています

日本産科麻酔学会HP
ひよこさん

ふむふむ。初産だからだったのかな~

ちなみに陣痛中に水を飲むのは一苦労なので、ストローキャップを用意しておくと便利です。

副作用③嘔吐

気持ち悪い。

しばらく我慢してたけど、もう無理。嘔吐1回目。

助産師さんに内診で手をつっこまれたまま、「いきむ練習するよ~力入れて~!」と言われた瞬間に破水。ぱんっと風船が割れたみたいに身体がちょっと揺れた。

分娩室に移動

痛みもないけど、下半身の感覚が全くないので、いきむって何・・・・???と混乱。

そのうえ気持ち悪くて思いっきり力をいれられない。

しばらくして、嘔吐2回目。

吐いたあとはすっきりして、集中できた。

しかし、上手く力が伝わってないのか時間がかかる・・・

ひよこさん

ラストスパートなのだ!がんばれ~~~

赤ちゃんの体温があがってしまい、もう時間をかけていられないと判断されて吸引分娩へ。

「合図したらいきんでね!お腹を押すよ~!せ~の!」の掛け声とともに最後の力を振り絞る!

赤ちゃん誕生

20時すぎ、ようやく赤ちゃん誕生!

あるぱかさん

男の先生に、全体重をかけてプッシュされたらしいよ。びっくりだけど無事に産めたから感謝だね。

副作用がたくさんでたのに、なぜ無痛分娩を後悔していないのか?

後悔していない

「副作用がこれだけでて、なんで無痛分娩で良かったと言い切っているの?」とここまで読んでくれた方はおそらく疑問に思いますよね。

理由は、2人目を自然分娩にしたからです。

副作用のつらさの何百倍も、陣痛はつらかったです。

経産婦なのでお産の進みが早かったからまだ頑張れたけど、もっと長時間だったら無理だったな・・・と感じました。

無痛分娩で迷っている方に伝えたい

無痛分娩を考えていると周りに言うと、特に親の世代には「陣痛の痛みを味わってこそ愛情が注げる」とか、「痛みを味わった方がいいよ」とか言われるかもしれません。

ですが、気にする必要は全くありません!!

否定する人とは、出産の話をもうしなければそれでOKです。

どんな方法だろうと、ママが不安なく無事に赤ちゃんを産めばそれで良いんです!

出産する本人の意思が、一番大事です。

自信を持って自分の選んだ道をすすんでくださいね。

ABOUT ME
puni
千葉県在住、30代前半 優しい兄と、おてんば妹の年子の母。 3日坊主常習犯のズボラ 人見知りだけど、人は好き! 主に育児、マイホーム、趣味に 関する記事を書きます◎

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です